2013 Automne フランス紀行 モンサンミッシェル

フランス滞在も数日して、

義弟が車で世界遺産のモン・サン・ミッシェルに

連れて行ってくれました。

パリからノルマンディー地方の彼の地まで約360km。

高速道路で４時間。

パリ市街が渋滞のため1時間ほど余分にかかって計５時間。

上の写真のイメージしかなかったので、

外から見るだけで十分と思っていたのですが、、、、、、、

これが外面より中の方が１００倍よかったのでした。

まずはトリコロールがはためいています。

昨夏のコロンビアのカルタヘナの要塞跡でも

大きな国旗がはためいていました

（ちなみにここも世界遺産）

入り口でおじさんが

石畳の補修をして、、、、、、、おらず、

モルタルをつめていただけでした。

足場も立っており、

どうやら各所にて補修工事が行なわれている様子。

入ってすぐにある、プーレおばさんの店。

義弟曰く、世界で一番高いオムレツのお店だそうです。

混んでいたので予約をして、帰りに食べようといってくれました（英語で）。

（基本的に弟との会話は英語という設定でお読みください）

わらわらと狭い道を歩いて上がり、

一番最初にいいなーと思ったのはこの廊下というか

なんというかこの空間。

この縦に長い、石積みの空間が

妙に落ち着きました。

「縦長」というのが、今回の各所での建物見学時のキーワードになりました。

石肌はこんな感じ。

抜けると石畳と石積みの歩道。

この歩道の狭さと、石積の壁の高さが妙に気持ちのいい狭さ。

引き続き、石畳と石積み壁の続く小道。

各所見晴らしもよく、気持ちよい。

おお、なんかここもいいぞ。

ここで、宮崎駿監督の「カリオストロの城」を思い出して、

ここをモデルにしたのかもと思いながら、歩く。

宮崎ファンの義弟に

「カリオストロの城ってみたことあるの？」と訊ねるが、

「ない」ということでこの会話は終了。

ちなみにググったところ、

モンサンミッシェルは天空の城ラピュタのモデル、

カリオストロの城はドイツのノイシュバンシュタイン城がモデルということで

その筋ではいわれているらしい。

が、夏に行った和歌山の友ヶ島にある

旧日本軍の高射砲基地跡（？）もモデルになったというのを聞きましたが、、、、

まあ、いろいろな所を参考にされているということなのでしょう。

が、帰国して俄然、ノイシュバンシュタイン城にも

興味が湧いて参りました。

少ししてお庭から建物のたくさん並ぶ場所に。

ここも縦長。石積。

石という素材が適度な自然な視覚効果を与える成果、

あまり圧迫感はない。

光が上からしか降りてこないので

荘厳な感じ。

補修工事用の足場が映り込まない用に写真を撮っていたのだけども、

子供たちがたくさんぞろぞろと。

どうやら、周辺の学校の定番の遠足でもあるようです。

モンサンミッシェルもできた当初はこんな小さな建物だったそうで。

11〜12世紀ぐらいの様子。

それがだんだん大きくなり、

このような様子になったとういことです。

ちなみに下の家らしきところは

参道筋の商店街や宿泊所として栄えていた様です。

（オムレツ屋さん然り）

聖堂内部。

縦長。

廊下。

列柱が印象的。

縦長に続き、この列柱もまた各所で今後観ることになります。

バルセロナのグエル公園の列柱を思い出す。

写真を撮る人多数。

光の加減が印象的な廊下でした。

食堂だったスペース。

列柱。

後ろの赤いリュックの兄さんのいる場所は

なんとなんと暖炉跡。

調理などしていたのだと思います。

先ほどの遠足のお子たち。

聖ミッシェル。（Saint-Michael）

英語だと、マイケル？　ドイツ語だとミカエル？

ちなみに、モンは、Mont = 山　でございます。

モンサンミッシェルの一番高い屋根のてっぺんに掲げられている金色の像の

レプリカだそうです。

ずりずり上がっていたのを、ずりずり降りて門前町に。

高校生ぐらいらしき学生さんたち。

「遠足とかだるいわー」的な雰囲気がめちゃでていました。

さて、件のオムレツ。

オムレツにケーキ付きで30ユーロ。約4200円なり！

手前が私がいただいた焼きリンゴにカルヴァドス（リンゴの蒸留酒です）掛け。

奥が義弟の選んだ塩味のシンプルなもの。どちらも30ユーロ。

 カルヴァドスは相当強いお酒なので、

お酒の強くない方はシンプルなものを選ばれた方がいいと思います。

 （かくいう私もお酒強くなかったので、シンプルにすればよかったと後悔）

美味しくいただいて、４時間の岐路についたのでした。

見学時間はだいたい2時間。

パーク＆バスのシステムなので、

駐車場からバスに乗り換えてのモンサンミッシェル到着となります。

バスは無料。途中のバス停でレストランやホテルもありました。

普通のものを食べたいのならそちらに行かれた方がいいと思います。

（行ってないので詳細わかりませんが）

４時間後にパリ到着。

パレ・ロワイヤル近くの路上に駐車。

列柱！

 

義弟にどうしてもいって寄ってもらったのは、

いまパリではやっているというこってりラーメン屋の

「なりたけ」さんに行きたかったから。

千葉県のラーメン屋さんが出店されているそうです。

義弟は前回の来日時に、

天下一品さんの、こってりラーメンを大絶賛していたので

ふたりで楽しみにパリのこってりラーメンを食すことに。

みそチャーシュ麺にバターと味付け卵をトッピング。

ビールと餃子、しろご飯も付けて。

美味しかったですが食べ過ぎました。

ちなみにビールはキリンビールさんの一番絞り brewed in Germany.

ふたり分で締めて、47ユーロ、約6400円の高いラーメンになってしまった。

お昼はごちそうしてくれたので、ココは私がごちそう。

天下一品のラーメン、10杯ぐらい食べれるねーとかいいながら帰りました。

が、パリでこってりラーメン食べられるようにがんばってくださることに

大変感謝。美味しくいただきました。

ちょうど、ファッションウィークとかで

世界中からおしゃれ業界の人たちが集まっている時期だったので、

しゃれおつな方々がラーメンすすってはりました。

醤油ラーメンで9ユーロ（約1200円）でした。

次は老舗の「こぐま」だか「ひぐま」さんにチャレンジしてみたいです。

帰りにまた、

列柱！縦長！

次はモロッコ、マラケッシュ編です。